全ての男と女が結びついた状態である。
狩猟部族と異なった形態をとることとなった原因は、生活様式の違いにある。
「狩猟」は個人の身体能力の優劣で獲物の獲得量に差異が生まれ、男の優劣が意識されやすい。
それに対して、「採集」は個人の能力よりは、多くの人手をかけ、協力しながら手分けして、食糧を探すという方法である。
よって、狩猟部族はより優秀な男の遺伝子を選別する必要性が高かったが、採集部族は集団全体の規模を維持・拡大する為の生殖の道を選んだ。
採集部族の女が性に開放的であることは、後に欧州の列強国が採集部族系の国を侵略した際に、しばしば確認されたという。現地の女は、突然やってきた白人をいとも簡単に性的に受け入れたという。
現代でも、「日本人の女は簡単に体を許す」という認識をもつ外国人男性が多い。異論のある女性は多くいるだろうが、「欧米との文化比較」や「採集部族的な傾向」という視点では正しいのだろう。メタ認知のできる日本女性は、自らの本能の名残を理解し、自らを律しているが、一般的な日本女性は性に対して寛容な傾向があるのは確かだと思う。
また、現代のアイドル文化からも採集部族の本能の残り香を感じることができる。東洋のアイドルは、おニャン子クラブ、ハロープロジェクト、AKB48のように「女性集団」の形式をとり、「男性集団」を受け入れている。個人よりも、集団であることに価値が生じているようだ。
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