2014年7月5日土曜日

サッカー日本代表の自我②


日本サッカーがぶつかっている壁を打ち破る為に
必要なのは幼少期からの教育だろう。
日本社会に適応させる作業ではなく、
グローバルスタンダードな心を育てる教育をしなければならない。
グローバルスタンダードというのは、英語は勿論だが、
 ①自分の意見を持ち、他者に伝えること
   (すなわち、自我の確立にもつながる)
 ②自国に対する自尊心を育てること
がポイントとなるだろう。

最近のサッカーは、スペインを代表とするポゼッションサッカーが主流になっていた。
自分たちのリズムでボールを細かくつなぎ、徐々に相手陣内へ入り、
チャンスを探っていくのだ。
しかし、今大会ではカウンターサッカーをするチームが目立っている。
しっかり守り、相手を自陣に引き込んでボールを奪い、相手の守備が整う前に
少ないパス、あるいはロングボールでチャンスを作る。
個人能力に優れる選手がいることが前提だが、
リスクは小さく、チャンスを増やせる戦略だ。

サッカーのトレンドは変わる。
今大会のトレンドの変化も誰かの意図によって生まれたのではなく、
勝利への強いモチベーションに促され、個々の選手が必死に考え、
行動した結果の産物だ。
W杯でトレンドの変化が起きやすいのは、このような現象が起こるからだろう。
W杯本番はさながら「新しいサッカー」の実験場なのだ。

次の大会では、カウンターサッカーかあるいは
それを打ち破る別の戦略が主流になっているかもしれない。
事前に決めた作戦が通用しない時、個々の選手が自分で考え、
自信を持って状況に応じたプレイをすることが日本の選手にも求められる。

こうしたことはサッカーだけでなく、他のスポーツや、
一般社会にも当てはまることだろう。


別の可能性としては、逆に自我を捨て、
11人が1つの個体であるかのように振舞えるようになるまで、
組織力を高め、パスだけでキーパーを含めた相手チーム全員を
抜き切るようなサッカーだ。
こちらの方が日本人には合っているのかもしれないが、
鳥や魚や蜂の群れのような状態にまで到達しなければならないだろう。


サッカーを強くすることだけに特化した、
飛躍した提案をするとするならばどんなことだろうか。

①キリスト教を日本の国教とする
  ⇒ 自我や個人尊重の概念が育つ

②キリスト教国の外国人移民を増やす
  ⇒ いわば、「自我のアウトソース」。また、強国は人種が多様である。

③日本の公用語を英語にする
  ⇒ 英語は合理的な言語。そして、言語は「思考」のベースとなるだけでなく、
    「無意識」のベースともなる。合理的な心を備えれば、
    情緒的な行動が減少し、国際社会での成功確率が高まるだろう。

④日本人の緊張遺伝子を遺伝子操作で変えてしまう。
  ⇒ 今後の医療の発達に期待





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