2008年6月16日月曜日

『おそいひと』主演・住田雅清インタビュー

X51.ORGに下のような記事がありました。

脳性マヒの殺人鬼 ― 『おそいひと』主演・住田雅清インタビュー

・一部抜粋
住田「今までの障害者が出ている映画はドキュメンタリーも含めて、お涙ちょうだいか頑張る障害者像を描いている映画ばかりで、私はそういう描き方にすごく違和感 と反発を感じていました。実際の障害者の実像はそんなに美しくないし、ドロドロしたものだから、連続殺人は極端かもしれませんが、障害者の中にも頑張らない者もいるし、大酒飲みもスケベエもいるし、詐欺師も泥棒もいます。そのことをこの映画は連続殺人という極端な表現で描いていると思います。」



私も以前から健常者が一方的に描く、
「お涙ちょうだい」なドキュメンタリーを見て
障害者の人たちはどう思うのだろうか、
と疑問に思っていました。

健常者は、想像の中で恣意的に障害者の中に
「悪」や「怠惰」などないと思い込む。
彼らは可哀想な境遇と一生懸命戦っている人だ
という希望的な映像を思い描く。
実はこれも、道徳的な人々が忌み嫌う「差別」に当たるのだ。
人々の障害者イメージから欠けたもの、
地下に潜んでいたものを見なければ、
障害者に対する認識は完全とは言えないのだろう。

こんなこと書きつつも、この映画、見逃しました(笑)
忙しかったから、いつの間にか上映期間が過ぎてました。
DVDでないかなぁ。



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