2010年9月4日土曜日

ニキ美術館

先日、ニキ美術館へ行ってきました。(8月末で閉館してしまいました)
ニキ・ド・サンファル
ニキ・ド・サンファル


ニキは正規の美術教育は受けておらず、
��3歳から精神療法の一環として絵を描き始めたそうだ。
たしかに、ニキの作品の中には、統合失調症的というか、
偏執狂的に緻密な絵がある。

また、蛇のモチーフがよく現れてくるが、
これは象徴的に男性を表しているように思える。
モデル出身のニキには多くの男が言い寄って来たそうだ。
そして多くの男に裏切られてきたのだ。
蛇は時に恐ろしく、時に可愛らしくも表現される。

ニキ・ド・サンファル

ニキ・ド・サンファル




美術館の中のカフェでは、ニキの作品『バードチェア』に座れます。
ニキ・ド・サンファル
ニキ・ド・サンファル

2010年8月8日日曜日

Virgin Babylon Records

Virgin Babylon Records.jpg
world's end girlfriendsがmatryoshka、about tess、夢中夢、Ryoma Maedaを率いて
Virgin Babylon Records』なるレーベルを設立。

レーベル紹介記事@ototoy(所属アーティストの各曲を試聴可)

wegインタビュー記事@ototoy

wegのインタビューによれば、
ネットインフラの整備された現代社会において、
従来の音楽提供の仕組みが必ずしも必要でなくなり、
フリーのアーティストが曲を配信するといったことが可能になったが、
面白いアーティストを見つけづらくなるというデメリットもある。
そこで、ブランド力のあるレーベルを作り、
面白いものがある所に旗を揚げたというのが発足の経緯だそうだ。
作品の売り方、プロモーション、レーベルとアーティストとの関係など、
従来のレコード会社とは異なるシステムで活動してゆくとのこと。




これまでとは異なる曲作りを試みている今作。
どこかポジティブな曲調でVirgin Babylon Recordsの門出に相応しい。

2010年6月13日日曜日

デザイン・フェスタVol.31~其ノ弐~

鮮度の落ちた情報ですが、デザインフェスタの続きです。

口枷屋モイラさん。世にも珍しい口枷屋さんです。
口枷フェチの私としては、かなり以前からその存在は
認識していましたが、初めて生でお目にかかりました。
デザインフェスタ31
ブースの装飾も凝っていて、
他のブースに比して目を引くものがありました。

デザインフェスタ31
カメラ目線を下さいました。そのサービス精神に脱帽です。
http://selfer.net/



デザインフェスタ31
創造的なマスク作品が多数。
http://yaplog.jp/liagraf/

デザインフェスタ31

デザインフェスタ31



2010年5月29日土曜日

デザイン・フェスタVol.31~其ノ壱~

先日行ってきたデザインフェスタの様子です。
今回は異形系アート特集。

異形の物を手放しに美しいとは言えない。
しかし、確かに芸術である。
私はアートを反射的な感情で評価するのではなく、
観る者に何らかの強い心理的な動きを起こせるかどうか、
そしてその中に創作者の恣意が通っているかという視点で観る。

YUSUKE MORITA
デザインフェスタ31

デザインフェスタ31


●廣田慎太郎
デザインフェスタ31

デザインフェスタ31




2009年9月11日金曜日

matryoshka

matryoshka
myspace

曲もさることながらジャケットが美しい。
coctura_jaket_m.jpgzatracenie_jacket_m.jpg

・「Sink Into The Sin」 matryoshka


“Sink Into the Sin”はオリジナルもいいけれど、
world's end girlfriendのリミックスver.が良い。
後半の琴(?)の音が入ってくるところからの展開がカッコイイ。




・Matryoshka - Sink Into The Sin (remixed by world's end girlfriend)




matryoshka

2009年8月22日土曜日

スナッフ・フィルムで教育

X51.ORGのある記事を見ていて子どもの頃の記憶が甦り、ある事実に気付きました。

スナッフ・フィルムについての記事を読んでいて、その中で『THE MAN BEHIND THE SUN - 黒い太陽731』という映画が紹介されていました。

リンクだけを貼ってもいいのですがグロ満載なので文章を転載させていただきます。

1988年、。牟敦芾監督(香港)。日中戦争における関東軍石井731部隊の行ったと言われる人体実験等をスプラッター風に描いた作品。その残酷描写はまた徹底しており、氷付けの手に熱湯をかけて肉を丸ごとはぎ取る、ガス室に親子を閉じこめて殺す、減圧室に男を閉じこめ肛門から脱腸させる、ネズミ数百匹を(本当に)一気に焼き殺すといった惨たらしいシーンがひたすら続く。この映画が特に話題になったのは、少年の解剖シーンである。
公開当初から、その余りにもリアルな映像から実際の死体が使われているのではないかという噂を呼んだが、後に監督その事実を認めた。監督によれば、撮影中、病院に少年の死体を"予約"し、死者が出たタイミングで、実際に死体を入手して死体解剖を行ったのだという(また実験で死んだ遺体が次々と焼却炉に放り込まれるシーンでも、実際の遺体が使われていたのではないかといった噂が流れたがこの真偽は不明)。なおこの映画については反日プロパガンダ作品と評されることもあるが、突き抜けた残酷描写の衝撃性はもはやその主題さえ忘れさせ、モンドや、エクスプロイテーション作品として認識されることも多い。
出典(グロ注意)

この記事を読んで思い出したことがあります。
子どもの頃、「小学校の授業で人が腕の肉を剥ぎ取られたり、ガスで殺されたりする映画を見せられた」と言う知人がいたのです。その子は血の気が引いて卒倒寸前になり保健室に運ばれたとか。その映画がまさに『黒い太陽731』だったです。
ネットで少し噂を調べてみると、さすがに小学校で見せられたという人は私の知人の他には見当たらなかったのですが、中学や高校で見せられた人はやはり少なからず存在するようです。その当時の日教組の方針で、このグロテスク映画が教材として推奨されていたのかもしれません。

反日教育がどうとか、史実に基づいていないとか、倫理とかそんなことを言いたいわけではありません。超現実的な奇聞の数々の中に、私の現実の記憶と繋がるものがあったことに息を飲んだのです。

この映画は厳密に言えばスナッフ・フィルムではないのですが、一部に本物の死体を紛れ込ませているスプラッター映画という点で、それに近いと言えましょう。実際、猫や鼠を生きたまま殺していますし。
そのようなスナッフ・フィルム紛いの映画を教育現場で子供たちに見せているという異常事態は、中途半端なオカルト話や都市伝説よりもショッキングであり、X51.ORGで紹介されても見劣りしない奇談ではないでしょうか。

かつて一部の趣味人が裏世界でどうにか手に入れてひっそりと楽しんでいたスナッフ・フィルム。それを日本では教材として使用している。なんとも珍奇なお話です。

後々嘘のようなホントの話として語り継がれていくのではないでしょうか。


ちなみにこの問題の『THE MAN BEHIND THE SUN - 黒い太陽731』はニコニコ動画にアップされています。


なぜか削除されずに半年も残っています。
グロ注意ですので、苦手な方は見ないで下さい。part1


2009年7月18日土曜日

デザイン・フェスタVol.29 ~その他編~

引き続きデザイン・フェスタVol.29の
その他数多のアーティストさんの紹介です。

もんちほし
monchihoshi.jpg
浮世絵的で美しい。


PSYTECH
PSYTECH.jpg
痛々しいの好きです。


連使
連使.jpg
会場で一番でかい作品だったかな。

螺旋病院
螺旋病院2.jpg
中で何かをしてらっしゃる。
皆が写真を撮っていたのでなんとなく釣られて撮影。
見世物小屋というコンセプトがあるらしいです。

・猫祭姫
猫祭姫.jpg
デザインフェスタ常連の方。

・鴇田みよこ
鴇田みよこ.jpg
どこか無機的な奇妙な学生たち。

・喜田小夜子
喜田小夜子.jpg
この絵を見て外人さんが「WOW!」と驚いていました。
和の雰囲気と生々しい性の表現が新奇だったのでしょう。

XION
XION.jpg


ちょめとぴも
アルカディアの扉
縮景
TAKORAS
alcoholic drops
BLACK HAPPY
ONEQ
GALVANIC BONE&SKULL ART




KONBU
KONBU.jpg
緻密で面白い絵です。
KITANYA
KITANYA.jpg
緊縛をテーマにしたポップな商品たちがありました。
吉祥寺のヴィレッジヴァンガードでも売っているそうです。
・以下、作者不明
CA3C0095.jpg
CA3C0085.jpg
CA3C0083.jpg
曼陀羅的な絵。
普遍的な人間の傾向としてこのような同心円状の緻密な図形は、
無意識状態に描かれやすい。
CA3C0063.jpg